【歯科医院】下水臭いと言われたら、ユニットの排水口が怪しい!

患者さん、歯科衛生士さんなどから、「何だか下水臭い」というご指摘を受けたことはありませんか?

歯の治療で使用する石膏など、歯科医院では、一般家庭とはかなり異なるゴミが毎日排水と一緒に流れ出ます。

歯医者さんは歯に関してはプロですが、一般的な歯科医院の排水構造がどうなっているかご存じでしょうか?実は、歯科医院は設計上、とても詰まりやすい排水の構造になってしまうことが多く、排水トラブルが起きやすいのです。
なぜなら、歯科医院限定の、特殊にならざるを得ない設計の事情があるのです。

ここでは、歯科医院の詰まりやすい排水構造を、当社が対応した実際のケースもご紹介しながら解説します。

そして、臭いやつまりが発生しないためにはどうしたらよいのか、解決策もお教えします!

  1. 歯科医院の特殊な排水構造って?
  2. 【当社が対応した事例を紹介】歯科医院の排水管詰まり
  3. 臭いや詰まりを未然に防ぐ!歯科医院のための排水管洗浄

1.歯科医院の特殊な排水構造って?

【歯科医院の特殊な床下構造】

歯科医院には、患者さんが治療を受けるユニットが数台並んでいるかと思います。そのため、天井の高さをある程度確保しなければなりません。そこで、歯科医院は設計上、床下を通常より低くしているケースが多いのです。

低くした床下スペースには排水管が通っています。
通常、排水管というのは、いくつかの枝管が合流して大きな排水管に合流します。
そこで、枝管から大きな排水管に向かって「傾斜」をつけて、上から下へ、自然と排水を流れやすくしているのですが、歯科医院では床下の高さがないため、この「傾斜」が十分につけられないのです!

高低差がない排水管の途中でゴミや汚れが積もって停滞してしまうと、簡単にせき止められて排水が流れにくくなってしまうのです。

【歯科医院はビル一階が多い】

ご自宅の一部でやってらっしゃる歯医者さんもありますが、多くはテナントビルやマンションの中に入っているクリニックが多いのではないでしょうか?

マンションやテナントビルだと大きな排水管は共有です。歯科医院の流すゴミが特殊であっても、専用の排水構造にするわけにはいかないのです。その上、ビルの排水はすべて上から下の階に向かって流れます。下の階は一番詰まりやすくもあるのです。

以上が、歯科医院ならではの排水構造の問題点です。

2.【当社が対応した事例を紹介】歯科医院の排水管詰まり

こちらの写真は、当社にご依頼いただいた歯科医院様の床下排水管の断面です。

管のほとんどが固まった汚れで塞がってしまっています。

各ユニットからつながっている枝管はこのように細いのですが、石膏などが流れていることもあり、汚れが固まりやすく、どんどん蓄積されてしまうのです。写真のような状態まで行くと、かなり流れが悪くなり、詰まってしまいます。

当社の排水管高圧洗浄では、専用の機材を使用し、先端の固いチェーンが付いたノズルが高速回転ンして固まった汚れを砕き、強い水圧の勢いで汚れを流して、排水管の中を進んでいきます。

排水管の中の状態を内視鏡カメラで確認しながら進めることもあります。

排水管高圧洗浄のビフォーアフターです。
スッキリきれいになったのが一目瞭然ですね!

歯科医院の排水管高圧洗浄を動画で全部ご紹介!はこちら

3.臭いや詰まりを未然に防ぐ!歯科医院のための排水管洗浄

歯科医院の排水管は、構造の特性上、詰まり等のトラブルが起きやすいということがお伝えしてきました。

しかし、できることがあります。

それは、定期的に排水管高圧洗浄をして、排水管をメンテナンスすることです。

詰まって流れなくなってしまったり、患者様からクレームを受けたりする前に、予防として定期的な洗浄をしておけば、清潔な状態を保てるのです。

虫歯になる前に、予防したり、定期健診を受けたりする、健康な歯を保つ秘訣と同じですね!

専門業者としては、年一回を推奨しております。

ぜひ一度ご相談ください。